きちんと身体を守れるものを選ぼう!バイクプロテクターの選び方とは
バイクを運転する際には常に体が露出しているので、どうしても事故時の人体への被害が大きくなりがちです。いくら卓越した運転技術を持って安全に気をつけて運転をしていたとしても、他人の事故に巻き込まれてしまえばどうしようもありません。そのため、バイクに乗る以上は事故に遭ってしまった時のことを考えておく必要があり、事故の時にいかに自分の身を守れるかは、身につけているプロテクターの質に大きく左右されるでしょう。
プロテクター選びで意識すべきポイントは、身体のどの部分を守るアイテムが重要なのかを知ることです。真っ先に優先すべきは「脊椎」になるでしょう。脊椎は体の中心を支える重要なもので、ここに強い衝撃が加わると体全身に被害が広がってしまいます。さらに、脊椎を損傷すると後遺症が残りやすいので、事故後に元の生活に戻れなくなる危険性も高いのです。脊椎に次いで重要なのが胸部です。胸部への強い衝撃で肋骨が折れると、折れた肋骨が内蔵に刺さることで内蔵損傷に繋がります。死亡事故や重症になりやすいのはこの脊椎・胸部の2点の損傷です。もちろん間接などの脆い箇所もプロテクターは必要ですが、まずは脊椎と胸部のプロテクターを選んだ後、それに合うようなものを足していくと良いでしょう。
プロテクターを実際に購入する際には、CEマークが付いているかをチェックしておきましょう。CEマークとはヨーロッパで定められている安全基準を満たしている証です。CEの規格にはレベル1と2があり、レベル2の方がより安全な証なので、可能であればCE規格レベル2の物を選ぶようにしましょう。ただし、これはあくまでヨーロッパでの安全基準になるため、海外からの輸入品に付いていることが多いです。したがって、国産品を買う場合は口コミなどの情報を参考にすると良いでしょう。